出臍治療はじめました@恵愛病院 ☆随時更新☆

次女ナツ、無事に生後2か月になってます。

そんなナツ、臍の尾が取れて少ししてから徐々におへそが大きくなっておりまして。

この度、恵愛病院にてデベソ治療を始めました。

 

臍ヘルニアとは。

 

俗にデベソと呼ばれるそれは、正式名称を「臍(さい)ヘルニア」と言います。

赤ちゃんの10人に1人程度の割合で起こります。

臍の尾が取れた時点では筋膜に穴が空いていて、その状態で泣いたりいきんだりと腹圧がかかると、そこから腸が飛び出しデベソとなります。(ナツは新生児期からそりゃもう力強く唸る子でした)

 

2歳までには9割が自然治癒することから、これまでは経過観察で対応されていました。

しかし治癒しない場合には手術が必要になること、自然治癒の場合おへその形が悪くなることがあることから、近年圧迫療法が見直されているそうです。

その昔は10円玉を当てて固定したりしていたようですが、最新では綿球を当てて圧迫します。

(尚、この治療をしても100%治癒するわけではないようです。

なので、「真偽はあいまいだから必ずした方がいい治療とも言い切れない」と言うお医者様の意見もネットで見ました。

ただ、もし治癒せず手術になったとしても、圧迫療法をしている場合、手術が軽く済む場合もあるようです。)

 

恵愛病院 小児外科外来

 

恵愛病院にて1か月検診を受けた際、デベソをご相談したところ、同病院で毎週土曜に小児外科外来があり、そこで臍ヘルニアの治療をしていることを聞き、お世話になることにしました。

 

尚、小児外科外来は予約必須です。

恵愛病院には患者のためのWebサイトがありますが、初診予約はWebサイトからできません

窓口に行くか電話で予約を取る必要があります(初診以降の予約は、診察時に先生が取ります)。

ちなみに私は別件で病院へ行った日に窓口でとりました。

予約が立て込んでいたようですが、急ぎたい旨伝えたところ予約なしで順番待ちして受診するように案内されました。

 

 

初診

 

生後1か月半の土曜日、初診。

その日の朝、ナツのおへそはこんな感じでした。

 

当日は8時半に受付をして2番目か3番目に診て頂きました。

恵愛病院に限らずおそらく小児科の先生は、とても優しくとても親身な方が多いイメージがあります。

が、こちらの小児外科の先生は少しイメージが異なります。

決して冷たいわけではないのですが、たぶんお忙しいこともあって、とにかくテキパキと診察されます。

 

診察が始まるとまず娘の臍をちらっと御覧になり、続け母である私に、娘の臍を触るように言われます。

指の腹でそっと臍を押すと、ジュルジュルッという感覚と言う共に、お腹の皮膚の下で飛び出ていた腸が穴に潜り込むのがわかります。

「腸が穴の中に完全戻り、臍が平らになった感覚を覚えるように」

と指導されます。

 

というのも、他の病院では綿球固定・圧迫・張り替えは通院時に先生が行うところが多いようですが、恵愛ではこれをすべて親が行います

よって、まずこの感覚を親が覚えることが大事になります。

まずは2週間、隙あらば臍を押すように言われます。

感覚を覚えるという目的以外に、穴を小さくするためとのこと(押せば押すほど、穴が小さくなるそうです)。

最後にこちらの紙を渡され説明を受けて初診終了。

 

 

ちなみに。
親が全部やるって荷が重いなぁ・・・と思った私ですが、他院のやり方と比べてみると↓のような感じかと思います。

○他院:(+)圧迫・固定・張り替えを先生がして下さるので親の負担はない。
    (-)医療用テープを使う場合、粘着力が強くかぶれにつながりやすい。

○恵愛:(-)圧迫・固定・張り替えを親が行うので、負担に感じる場合がある。
    (+)固定にはビニールテープを利用し、粘着力が弱いためカブレにくい。
    (+)また毎日張り替えるため、清潔を保てる。

 

2回目診察(2週間後)

 

2週間後の診察。

まず、おへそを診て頂きます。

先生がおへそを触って、「(穴が)だいぶ小さくなったな」と一言。

 

いよいよ綿球固定が始まります。

綿球サイズは大・中・小があり、ナツは小。

その名の通り綿を球状に丸めたもので、小の直系は1㎝弱でしょうか。

これを臍の上に置いたら、お腹の肉をグイッと寄せて綿球がすっかり隠れたらビニールテープで固定します。

入浴時の張り替え以外は貼ったまま。

 

大事なのは、

 ・腸が飛び出たままその上に綿球を置かないこと(腸が壊死したりする)

 ・お腹の肉で綿球がしっかり隠れること
の2点。

 

私が実際にやってみたのがこちら。

 

 

手順としては、指の腹で臍を押してジュルジュルっと腸が穴の中に戻って平らになったところでさっと綿球を載せて軽く押し、お腹の肉を寄せてテープで固定します。

お肉を寄せるのが想像の上を行くがっつり具合で最初は結構ひるみます。

また子が動いたり泣いたりすると、腸が飛び出てきたりするので、上に綿球を載せてしまうのが怖くて最初は手間取りました。

 

先生はビニールテープを3本~4本で固定していましたが、ナツは寝ている間に体を丸めながら唸る子で、その動きではがれてしまうことが何度か続いたので多めに貼っていました。

テープを貼る際のコツは、テープを引っ張るようにしながら貼ること。

テープを貼って3日目あたりから徐々に皮膚が赤くなってくるので、貼る位置を変えつつステロイド軟こうで対応します。

 

お腹にテープを貼るなんて違和感があるんじゃないかと心配でしたが、特に不機嫌になることもなく、そこは安心。

試しに私もお腹にビニールテープを貼って過ごしてみましたが特に違和感はありませんでした。

ただ、数日続けるとやっぱりかゆみは出ました。

ステロイドはあまり使いたくないけれど、悪化させるのも、常時かゆみに耐えさせるのも嫌で、かぶれが軽度でも使っています。

 

次回受診は1週間後。
ちゃんと固定できているかのチェックです。

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