コロナ禍、恵愛病院で出産しました。

2か月半ほど前になりますが、次女ナツを恵愛病院で出産しました。

長女ハルが帝王切開(妊娠高血圧症候群のため)だったので、今回も予定帝王切開です。

経腟分娩に比べると入院期間が長く、簡単に言うと、入院した翌週の同じ曜日に退院となります(水曜入院なら翌週水曜退院)。

 

コロナ禍にあって、平時とは違う入院生活でしたし、出産は計画通りの時期を選べるわけでもないので、ご参考頂ける方が限られますが・・・私の思い出記録として残します(笑)

 

スケジュール

 

入院時にスケジュール表下さるのですが捨てちゃったので…

 

1日目:入院(剃毛等事前準備)

 

2日目:出産。術後は、安静 ※この日は絶飲食

・当日朝、予約した時刻に合わせて、NST・浣腸・点滴等を行います。

・私は朝一の9時開始で予約していました

(何時に手術を受けようが翌日の歩行開始は同じ時間らしいので、早い方がいいと思った(笑))

・手術室から自室に戻る途中に、看護師さんが赤ちゃんを連れてきてくれ会うことができます。

 

3日目:清拭・着替、尿管抜管、歩行開始

・朝食は水分のみ

・恵愛では入院着で産前産後の判別を行うので、この日看護師さんに清拭して頂いたのち入院着を産後のものに着替えます。

・午前中のうちに歩行練習を始めます。

室内のトイレまで歩けるようになると尿管抜管。

私は尿管の入っているのが本当に嫌いなので気合で一発合格しましたー。

・しばらく時間をおいて、両足の麻酔が完全に抜けたことを確認してベビールームまで歩いていくのがこの日のハイライト。

やっと赤ちゃんを抱っこできます!

 

なお、予定帝王切開の場合硬膜外麻酔を選択できます。

前回とても助けられたので今回も当然選択していたのですが、足のしびれが抜けきらず…

今回はこのタイミングで抜かれることとなりました(涙)

以降は座薬祭りで乗り切りました…

 

4日目~8日目:粛々と回復・授乳練習etc(←ざっくり過ぎ)

 

平時とコロナ禍の違いは…

 

前回の出産時、豪華な入院生活が本当にうれしくていろいろ楽しみにしていたのですが、今回は全く違う入院生活になりました。

 

・立ち合い出産ができなかった

(帝王切開の場合は急変に備えて家族一人の待機が認められています。

お陰で夫も赤ちゃんにひと目会えたのですが、通常分娩の場合は、立ち合い不可でした。

※その後6月のうちに立ち合い可となったようです)

 

・面会できなかった

(誰一人、面会に来ることができません。

病棟が大変静かでした…。

差し入れ等も期待できないので、お菓子など必要なものは予め要準備でした)

 

・食事は自室で。

(恵愛と言えば、豪華なごはんがお楽しみです。朝のビュッフェとか!

食堂で、同志の皆さんとおしゃべりするのも楽しみだったのですが。

今回はすべて個室での食事でした…。)

 

・エステ類がない

(入院時についてくるエステやシャンプーなどのサービス。

実際には忙しくなっちゃって大変なんだけど、ないとなると寂しい…)

 

・プレゼントディッシュがない

(恵愛病院ご自慢の料理を家族と一緒に食べるのは入院中のお楽しみなわけですが。

今回はこれもお預けでしたー…

※私が退院後に1名のみ可となったようです)

 

こんな感じでしょうか。

その他に、授乳指導についても助産師が各部屋を回る、と案内された気がするんですが…。

実際には一度も回ってこず、授乳指導は以前と同様授乳室で複数名で行われていました。

ただ、密を避けるために人数制限があったので来るのが遅くなると入れない人も出ていました。

 

まとめると、落ち着いた入院生活だが寂しいともいえる。と言いう感じでしょうか。

ただ、これ初産だったらいろいろ不安だったかもなーと思いました。

慣れない母子同室の夜って、子供の泣き声にオロオロするし眠れなくてつらいし、、、で心が折れそうになることもあるものです。

でも、毎食の食堂で皆さんとお話することで気がまぎれたり頑張ろうと思えたりするのですが、それがないとなると…。

 

お食事!

 

というわけで、恵愛でのお楽しみ、食事を載せておきますー♪

 

1日目:産前はこんな感じです。

 

3日目:
昼 ー 食事と言うか水分。でもこれだけでもありがたい。塩最高!

夜 - あと少しで豪華ごはんだ!

 

4日目:
朝 - キタ―――!!パンが美味しい。ビュッフェでお代わりしたかったよう。

昼 - 豪華―!久しぶりのお刺身が嬉しかった!!

夜 - 美味しいー。この辺から気づき始めるんですが、今回イベントが少ないのでお腹がすきにくく、夕飯残しがち…

 

5日目:
朝 -

昼 - お品書き付き。

夜 -

 

6日目:
朝 -

昼 - これたぶん、食堂ならデザート選び放題じゃなかろうか…。

夜 ー こちらもお品書き付きでしたー。

 

7日目:
朝 -

昼 -

夜 - 前回の入院時、お寿司の日があった記憶があるのですが今回それがなく…
状況に応じて海鮮ちらしに変更になったのかな…?

 

8日目:
朝 -

昼 - 最後のお食事。もう二度食べることはないと思うと悲しい…。

 

手術について(執刀医の先生など)

 

前後しますが、手術について。

 

予定帝王切開の場合、執刀医の先生は予約時に決めることができます。

私はM村先生にお願いすることにしました。

理由は明るい先生だから(笑)。

 

こちらは素人ですから、手術の腕なんてわかりません。

当日はまな板の上の鯉となって、ただただお任せするばかりです。

で、あるならば、なるべく陽気な方に子を取り上げてもらいたい、と思うのは私だけでしょうか。

 

結果、とても良かったです。

 

まず、手術時のことですが、前回の出産では赤ちゃんを間近で見ることができませんでした。

取り上げた赤ちゃんはそのまま看護師さんの手に渡り、少し離れたところから

「生まれましたよー、綺麗にしてきますねー」

と言われただけだったので、うっすら見えた、と言う感じ(いつもコンタクトなのに入院中は慣れない眼鏡なのも手伝って…)。

今回は、取り上げられたその手そのまま、M村先生が首元のカーテンから赤ちゃんを覗かせ、

「はいおめでとー!」

と声を掛けてくださったので、生まれたての赤ちゃんをドアップでちゃんと見ることができました!

 

次に術後。

前回は入院中に執刀医の先生にお会いすることがなかったのですが、今回、M村先生はお仕事終わりに必ず病室に様子を見に来てくださいました。

これ、本当に心強いしありがたいです。

私の場合、赤ちゃんが黄疸のために光線治療になったり、傷口回りがカブレたり、と言うことがあったのですが、そうしたことについて簡単にでも質問する時間があったのが本当にありがたかったです。

また、生まれた記念に、赤ちゃんと先生のツーショット写真を撮れたのも嬉しかったです(笑)

 

手術当日の全体の流れは、朝、点滴開始・浣腸等をしていざ手術室へ!

まずは硬膜外麻酔の処置、同時に尿管を入れ、あとはただただされるがまま・・・。

赤ちゃんが出るまでは10分から20分、その後の処置を含めて全体で1時間半程度でしょうか。

ちなみに、赤ちゃんが出た後の処置で、内臓を触られることで吐き気が起こります。

前回も今回も、そして友人も同じことを言っていたのでおそらく大半の方が感じられるかと…。

これはもうどうしようもないようなので、あと少しあと少しと必死で耐える、これしかありません。

手術が終われば気持ち悪さはサッと消えます。

 

術後、ストレッチャーに移され自室へ戻ります。

その途中のベビールーム前で、夫と赤ちゃんと対面、写真なども撮れました。

(平時の場合は、夫が手術室前で待機して生まれたばかりの赤ちゃんの計測等をしている横で撮影等できるのですが、コロナ禍で今回は看護師さんに依頼する形に。夫が赤ちゃんを抱っこするのも退院までお預けとなりました。)

 

自室に戻ったのちは、肺塞栓防止のためのポンプを足に装着、1時間おきくらいで検温、血圧測定、悪露の確認等の処置を受けます。

前回も今回も、私は夜に38℃程度の発熱がありましたが、産後って妙にハイなので何ともなかったです。

無事朝を迎えれば・・・歩行訓練、と言う流れです。

 

よく、帝王切開経験者が心を痛めた経験として、手術室の中で全裸で歩かされ手術台に登らされた、と言うようなエピソードを見ます。

恵愛病院については、その辺は配慮されていると感じます。

手術はどうしたって全裸で受けなければならないので全裸にはなるのですが、ギリギリまで服やバスタオルで体を覆って下さるので安心感はあります。

また麻酔科の先生を含めスタッフが女性なのも嬉しかったです(そういえば前回も女性の麻酔医さんでした。女性の先生が多いのかな・・・?)。

 

2度目の方が痛い、は本当か。

 

本当でした(笑)

 

術後の痛みと言う点でいえば、おそらく何度目でも同じだと思います。

ようは切り傷が癒えていくまでの痛み。

 

2回目の方が痛いのは後陣痛でした。

私は前回、後陣痛が感じられなかったのですが、2度目の今回は痛かったです。

痛いのは経腟分娩の方も同じ(後陣痛だけじゃなく陣痛と言う激痛とも戦ってらっしゃるのでほんと頭下がります)だと思うのですが、一点違うのは術後で腹筋が使えないので痛みに対して防御姿勢を一切取ることができず、ただただ仰臥したまま痛みに耐えるしかない、、、ということ。

この痛みには麻酔も効きにくいようで、数日間は痛みに耐えることになりました・・・。

 

突然、劇的に、回復する

 

皮膚を切って、筋肉を切って、子宮を切って3キロくらいのものを出した直後、後陣痛もあるとなれば、当然痛いです。

歩行を始めても数日はクロマニヨン人スタイルでよたよた歩いていたわけですが、産後4日目の午後、突然、劇的に回復。

午前中はクロマニヨン人だったのに、午後には現代人としてさっさと歩けました。

 

あぁ、この調子ではいったいいつになったら回復するのか。

と思うかもしれませんが、大丈夫です。

いきなり調子が変わって回復します。

 

 

そんなこんなの第二回恵愛生活でした。

当初期待していた優雅な時間は、コロナのせいで送れなかったけれど、代わりにとてものんびりできたしそれはそれで貴重な時間でした。

もう二度と妊娠することも、帝王切開の恐怖と痛みに耐えることもないと思うと少し寂しいような気もしますが、とにかく2回の出産を無事に、母子ともに健康に終えられて良かったです。

 

この記事、ご参考頂けるか分かりませんが、もし今後恵愛でご出産予定の方がいらっしゃいましたら、どうぞ安産で、優雅な入院生活を満喫できますように!!

 

 

 

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