童話館「ぶっくくらぶ」と、0歳児のお気に入り絵本

娘生後2か月から、童話館の配本サービス「ぶっくくらぶ」のお世話になっています。

 

配本サービスを利用したワケ

 

わたし自身が子供の頃、家には沢山の絵本がありました。

配本サービスなどは特に利用していませんでしたが、父の同僚や祖父母が定期的に絵本を送ってくれていたので、折々に新しい絵本に触れる機会がありました。

また父がよく読み聞かせをしてくれたので小さな頃から絵本に親しんだ子供時代でした。

 

好きだった絵本を繰り返し読んだことや、長い留守番の前には父が絵本を読む声をテープに吹き込んでくれ、それを聴きながら過ごしたことや、とにかく絵本はわたしにとって幸福な子供時代の重要なパーツでした。

 

子供がお腹の中で大きくなるにつれて、どんな子供時代を過ごして欲しいかと考え始めた時、すぐに絵本が浮かびました。

出産後は慌ただしくて忘れていたけれど、病院などでよく見かける童話館の資料を見て思い出し、生後2ヶ月でぶっくくらぶに申し込みをしました。

 

童話館ぶっくくらぶ とは

 

童話館ぶっくくらぶは、童話館による配本サービスです。

対象年齢は0歳から15歳。

毎月の冊数は、申し込み時に指定し、価格は毎月の本によって少し変動します。

 

2冊以上を推奨している、とのことだったので我が家は2冊で申し込みました。

毎月大体2千円台前半です。

絵本の他に、ぶっくくらぶ通信、そして時々親のための本がきます。

 

ぶっくくらぶ通信は、絵本の紹介の他、絵本を題材として子育てについて書かれていたり、同じぶっくくらぶを利用している方の声が紹介されていたり、、、要は会報誌。

全然期待せずに読み始めたのですが、綺麗な日本語で書かれていること、そして何より、子供と絵本のキラキラとした関係を教えてくれるのが好きで毎月楽しみにしています。

 

大人だらけの世界で生きてきて、思っていた以上に曇っていた私の子供目線。

字を字のままに受け取ってしまいがちだけれど、子供は字が奏でる音や、字のない絵、時には空白からも多くの刺激を得て、その心の中には様々な情景が映し出されることを思い出しました。

 

ぶっくくらぶ通信を読むことで、娘の心の中にどんな素敵なことが起こっているのだろうと想像しながらの読み聞かせ時間がとても楽しいものになっています。

 

親のための本は、忙しくてまだじっくり読めていないものもあるのですが、離乳食に関する本、ふれあい遊びに関する本、甘やかし育児についての本などが配本されました。

自分から手に取ることはないものもあるので、親としての自分に新しい視点を持たせるきっかけになりそうだなと思っています。

 

月齢が小さい頃は、絵本を見せても舐めてしまったり、読み聞かせても反応しなかったり…

ところが生後半年を過ぎる頃になると、絵本の中の言葉、特に「よいしょ、こらしょ」など調子よく繰り返される言葉に反応するようになります。

絵を見ながら、親の声に反応する我が子の愛らしいこと!

読み聞かせることが楽しくなり、毎日数冊を読み聞かせていました。

やがて生後8か月頃になると、お気に入りの絵本が出てきました。

 

0歳娘 お気に入りの絵本たち① 「なーらんだ」 -生後8か月頃

 

生後8か月頃のお気に入り絵本がこちら。

ありさん、鳥さん、くれよん、せんたくもの、自動車などが、バラバラだったのが綺麗に並ぶのを繰り返す絵本。

並んだときは、「なーらんだ」という言葉が添えられます。

 

たったこれだけ。

これだけの繰り返しなのにハルは本当に好きで、この本を読み始めると一生懸命に、それはそれは真剣に絵本を見つめるのです。

整列する、という秩序美みたいなものが、もしかしたら赤ちゃんにも伝わるのでしょうか??

 

 

0歳娘 お気に入りの絵本たち② 「コロちゃんはどこ?」 ー生後10か月頃

 

生後10か月現在のお気に入りがこちら。

お母さん犬が、子犬のコロちゃんを探し回る仕掛け絵本。

写真をご覧いただければわかる通り、ボロボロになるほどお気に入りです。

タンスの中、ドアの後ろ、階段の下、絨毯の下、ベッドの下など、コロちゃんが隠れていそうな場所がめくれる仕掛けになっています。

 

上から、下から、右から、左から、観音開きなど様々に開く仕掛けを、小さな手が開くたびに、その手の愛らしさと、いつの間にかこんなに器用に手を使うようになったことに感動します。

ゆっくりとコロちゃん探しをするように読む私とは違い、夫はドタバタ大騒ぎをするようにコロちゃんを探し回ります。

「あれーーーー!いない!!!どこ行ったの?!?!」

「あ!!いた!!!いたよーーーー、コロちゃん!!!」

夫のテンションにハルもつられるのか、大きな笑い声を立てて楽しんでいます。

 

 

0歳娘 お気に入りの絵本たち③ 「うちのこ みませんでした?」 -生後10か月頃

 

同じく生後10か月現在のお気に入りです。

ある朝早く、蝶々を追いかけて巣を出て行った子鴨を、お母さん鴨と兄弟たちが探しに行きます。

お母さんは道々出会う動物たちに「うちのこ みませんでした?」と尋ねて回ります。

この絵本の中には、一番最初の「あるあさはやく」以外には「うちのこ みませんでした」という言葉しか出てきません。
絵だけのページもあります。

絵を見て、言葉を足しながらの読み聞かせ。

絵をじっくりと見ることになるので、娘と同じように絵本の世界を見つめている気持ちになれます。

いつか娘が言葉を覚えたら、娘がどんな言葉で絵本の世界を物語るのか、聞いてみたいものです。

 

そしてまたこの絵本は、絵がとても素敵なのです。

登場人物たちが、動物世界の構図そのままに鮮やかに描かれています。

鴨のお母さんと兄弟たちが水の中に頭を入れて、魚たちに「うちのこ みませんでした?」と尋ねるこのページが娘は大好きで、娘の一番最初の指差しは、この緑の魚でした。

 

 

配本サービス利用してどうだった?

 

利用10か月の現在、利用してよかった!と思っています。

第一に自分では選ばない絵本が届くので、子供に与える絵本に多様性が出ること。

しかもそれらの絵本が、プロの目線で選ばれているのも嬉しい点です。

流行り廃りを乗り越えた良い絵本が毎月届くのは、なんだか子育ての心強い味方のようです。

すべてを吸収していく子供時代、刺激は偏ることなく様々に受けてほしいと思っています。

でも親が選ぶとついつい親の好き嫌いで偏りが出そう…

配本サービスなら、親が選ばない絵本もあるので、多様な刺激を与えられます。

同時に親も、自分では選ばなかったけれど良い絵本に出会うことで、子供と一緒に新鮮な体験をできるのもよいと思います。

というわけで、1歳時も「ぶっくくらぶ」継続の予定!

またお気に入り絵本が増えたらご紹介します!

 

ご参考いただければ嬉しいです♡

 

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