おいかわ助産院 志木母乳育児相談室
私は生後2か月以降、ハルを完母で育てました。
ハルが生まれた産院は、母乳育児推進でしたが、絶対完母!ということもありませんでした。
ハルも生まれた時から混合で、新生児の頃は退院時の指導通り、3時間おきの授乳時にミルク40mlを足していました。
それが完母に移行した背景には、まず基本として私がそれなりに母乳が出る体質だったことがありますが。
一番最初のきっかけは、夜間のミルクをやめたくなったことでした。
ミルクは母乳と異なり消化に時間がかかるため、一定時間空けての授乳が必要です。
その時間管理が夜間まで持ち込まれるのが辛かったこと。
さらに、深夜の静けさの中、ミルクを作っている間に赤ちゃんが泣くのがプレッシャーになったこと。
ついでに母乳は夜に多く作られるので夜間の頻回授乳が母乳量アップのポイントと聞いたので、まだ十分でなかった母乳分泌量を増やすためにも、夜間は母乳のみで行きたくなりました。
我流でパタッと夜間ミルクをやめてもよかったのですが、母乳量アップの味方らしい桶谷式にお世話になることにしました。
私がお世話になっているのは埼玉県新座市にあるこちら↓
東上線志木駅から徒歩10分です。
車でいらっしゃる場合は駐車場がありますので、予約の電話で駐車場をリクエストします。
食事はあんまり気にしなくて大丈夫?
桶谷と言えば、スパルタとか、食事指導が厳しいなどのイメージがある方もいらっしゃると思います。
私も、ほとんど知らない割になぜか厳しいという印象を持っていました。
後日知り合ったお母さんに桶谷に行ったことを話すと一言目に、
「やっぱり厳しいですか?」
と聞かれたので、世間的にもそんなイメージが多少なりともある様子でした。
でも。おいかわ助産院さんに関して言えば、全く厳しくありません。
助産師さんがまずとても柔らかい印象の方で、お母さんたちと一緒に来る赤ちゃんや子供さんたちをとても可愛がってくれます。
手技の間も穏やかな口調で食事や授乳について話をしてくれます。
食事について伺うと、制限はほとんどなく、いろいろ気にすればそれはベターだけれど、でも食べたいものを食べて大丈夫といった感じ。
私も、ネットで調べて「ごはん中心」「味噌汁を飲む」「根菜をたくさん摂る」などなど、いろいろと気にして頑張っていたのですが、どうしても我慢できずにパンや甘いものを食べてしまうことも多々…
そしてその後の罪悪感がストレスになってしまったり。
でも、「大丈夫」と言ってもらってとっても気持ちが楽になりました。
この「楽になる」ってのもたぶん、母乳には大事ですよね。
手技後のおっぱいに感動!
手技もとてもソフト。
痛いことなんて全然ありません。
それなのに、マッサージ中に母乳がぴゅーぴゅーと顔まで飛んでくるのが本当に不思議!
そして終わった後のおっぱいの柔らかさと言ったら!
ふわっふわ!
自分のおっぱいがこんなに柔らかかったことも、こんなに柔らかいおっぱいを触ったことも(あんまり触ったことないけど)、今までなかった!!!
そして形も変わっています。
手技前は、乳首が首をすくめたようになっていたのが、すーっと美しいなで肩状態!
おっぱいが張ってくると、乳房部分が固く盛り上がって乳首は埋もれがち。
このまま授乳すると、赤ちゃんはまず乳首部分をマッサージすることから始める必要があります。
でもそれが月齢の小さな赤ちゃんには相当な重労働だとか。
(ハルも疲れるのか、授乳途中に寝落ちしていた)
手技後のおっぱいは、このマッサージ後の、とても吸いやすい状態のおっぱい。
くわえたらすぐにお乳が出る状態!
しかもこの状態が1週間ちょっとは続きました。
助産師さんによると、マッサージ後はおっぱいもおいしくなるそうで、ハルもきっと満喫してくれたはず。
何より、吸いやすくおいしいおっぱいを提供できているという自信が、授乳をとても楽しく幸福なものにしてくれました。
桶谷の哺乳瓶「母乳相談室」
手技後、少し授乳指導もしてくれました。
ハルは生まれた直後から割とおっぱいをくわえるのが上手で、今回も無事に合格をいただきました。
でも、より上手にくわえるようになるために、桶谷の哺乳瓶「母乳相談室」を使うことに。
この哺乳瓶、乳首を深くくわえる必要があるので、他の哺乳瓶に比べると赤ちゃんにとっては大変なんだけど、おっぱいを深くくわえる練習になるのだそうです。
助産師さんがその場でハルに飲ませてくれた様子がこちら。
ハルの口がアヒルのようになっています。
この状態でおっぱいを吸うのが大事!
桶谷効果?
桶谷でお世話になってから一番変わったことは、授乳が好きになったこと。
自分がちゃんとメンテナンスしていて、柔らかくおいしいおっぱいを出せている。
という自信を持てたことで、ハルがこくこくと音を立てて飲んでくれる時間がこの上ない幸福に。
母乳量が増えたか・・・は実はわからず。
自分ではわかってなかったけれど、もともとそれなりに出ているとのことでした。
でもその後、夜のミルクをやめても全く問題ありませんでした。
また母乳がおいしくなったせいか、ハルがだんだんミルクを飲まなくなってしまったけれど、それでも順調に体重が増えているのでたぶん足りているのだと思います。
でもやっぱり一番は授乳が好きになったことが大きいかな。
ちょっとでも母乳に不安があると、その不安っていつもどこかに引っかかってしまうものです。
でも、桶谷でプロの方にメンテナンスしてもらい、「大丈夫」と言ってもらえると、その不安が消えて、目の前には「大丈夫」な私のおっぱいを飲む可愛い赤ちゃんの姿だけ。
これ、本当にこの上ない幸福感です。
スパルタ桶谷だと違うかもしれないけれど、少なくともおいかわ助産院さんはとっても優しい桶谷。
ちょっと母乳が気になるお母さんに、お勧めです。
母乳神話は確実に嘘。ミルク育児にもメリットいっぱい
最後に。
母乳が一番!みたいな風潮があるようですが、これは確実に嘘です。
なぜなら私自身が生後三か月以降、完ミで育てられたのですが、健康面・運動面・学習面には全く問題なし。
特に健康面では熱を出すのは数年に1度と言う元気ぶり。
私が飲んだのは昭和52年のミルクですから。
21世紀のミルクなんて、その何倍も素晴らしいと思われます。
実際にはハルを完母で育てた私ですが、混合・ミルク育児にもメリットがあると感じています。
まず第一に、授乳を人に頼める。
授乳を人に頼めるということは、外出など自分の時間を持てるということです。
母乳だけの場合、授乳間隔が空くまでは、美容院などのちょっとした外出にも制限時間があり、不便です。
第二に、貧血対策ができる。
ハルは生後8か月で貧血が発覚したのですが、その原因のひとつは母乳のみで育てていたこと。
フォローアップミルクや、離乳食からの鉄分摂取が十分でない場合、生後半年以降に貧血になることがあるそうです。
このメリットを痛感したので、次女ナツは混合育児にしよう!と張り切っていたのですが、今度は生後2か月でナツがミルク拒否するようになり、結局完母に・・・
次女ナツに授乳中の今も、おいかわ助産院さんにお世話になっています。
ご参考いただければ嬉しいです♡
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